象印マホービンの加湿器EE-DF50とEE-DE50の違いとは？

乾燥する季節、喉や肌のトラブルを防ぐために欠かせないのが加湿器です。

中でも「まるで電気ポットのよう」と話題になり、圧倒的な人気を誇るのが象印マホービンのスチーム式加湿器です。

購入を検討する際、多くの人が迷うのがモデル選びです。

特に、最新モデルのEE-DF50（2025年モデル）と、前年モデルのEE-DE50（2024年モデル）は見た目もスペックも似ており、「一体どこが違うの？」「安い方を買っても大丈夫？」という疑問を持つ方が少なくありません。

象印マホービンの加湿器「EE-DF50」と「EE-DE50」の違いについて詳しく解説します。

1. デザインと機能性:

   • EE-DF50は新型モデルで、デザインがリニューアルされており、操作ボタンの配置が直感的になっています。これにより、日常的な使用時の快適さが向上しています。
   • EE-DE50は従来モデルで、シンプルな仕様が特徴です。基本的な機能はしっかりしていますが、最新の安全機能や静音性が強化されているのはEE-DF50です。

2. タンク容量と加湿能力:

   • 両モデルとも加湿能力は480mL/hですが、タンク容量はEE-DE50が4.0Lで、EE-DF50も同様に4.0Lです。これにより、連続加湿時間はほぼ同じですが、EE-DE50は若干の違いがある場合があります。

3. 安全機能:

   • 両モデルには「チャイルドロック」や「ふた開閉ロック」、「転倒湯もれ防止構造」といったトリプル安全設計が施されています。これにより、小さなお子様がいる家庭でも安心して使用できます。

• スチーム式加湿: 両モデルともスチーム式で、水を沸騰させて清潔な蒸気を放出します。この方式は雑菌やカビの繁殖を抑えるため、非常に清潔です。

• フィルター不要: フィルターが不要で、広口容器を採用しているため、お手入れが簡単です。水アカもサッと拭き取るだけで済みます。

• 湿度自動調整機能: 湿度と室温をセンサーで感知し、加湿量を自動調整する機能が搭載されています。これにより、過加湿を防ぎ、快適な湿度を保つことができます。

EE-DF50は最新のデザインと機能が強化されており、特に安全性や使いやすさを重視する方におすすめです。一方、EE-DE50はシンプルで基本性能がしっかりしているため、初めて加湿器を使う方にも適しています。どちらを選ぶかは、使用する環境や求める機能に応じて決めると良いでしょう。

この記事では、象印加湿器の愛用者が多い理由を振り返りつつ、新旧2つのモデルEE-DF50とEE-DE50の具体的な違いを徹底比較します。あなたにとって最適な一台を見つける手助けになれば幸いです。

象印加湿器の基本情報

象印の加湿器とは？

象印の加湿器（スチーム式）最大の特徴は、「水を沸騰させて蒸気にする」というシンプルな仕組みです。超音波式や気化式と異なり、水を一度煮沸するため、カビや雑菌が繁殖しにくく、非常に清潔な蒸気で加湿できます。

また、構造が電気ポット（ポット）とほぼ同じであるため、「フィルターがない」という画期的なメリットがあります。これにより、面倒なフィルター掃除から解放され、多くのユーザーから「もう他の加湿器には戻れない」と支持されています。

EE-DF50とEE-DE50の概要

今回比較する2つのモデルは、どちらも象印加湿器のラインナップの中で「ハイグレードモデル（長時間加湿タイプ）」に位置づけられます。

• EE-DF50：2025年9月発売の最新モデル。

• EE-DE50：2024年9月発売の旧モデル（型落ち）。

どちらもタンク容量4.0L、加湿能力480mL/hというパワフルなスペックを持ち、リビングや寝室など幅広いシーンで活躍します。

加湿器の重要性と必要性

冬場の湿度が下がると、ウイルスが活性化しやすくなり、肌のバリア機能も低下します。特にスチーム式は、加湿能力が高く、室温を下げない（むしろほんのり暖める）効果があるため、日本の冬に最適な加湿方式と言えます。

EE-DF50とEE-DE50の違い

結論から申し上げますと、EE-DF50とEE-DE50の基本性能（加湿能力・機能）に違いはありません。

家電製品によくある「年次改良（型番変更）」であり、中身はほぼ同じです。しかし、購入時に知っておくべきポイントを細かく見ていきましょう。

基本スペックの比較

以下の表は、両モデルの主要スペックの比較です。

項目	EE-DF50（最新）	EE-DE50（型落ち）
発売時期	2025年9月	2024年9月
タンク容量	4.0L	4.0L
定格加湿能力	480mL/h	480mL/h
適用床面積	木造和室：8畳 プレハブ洋室：13畳	木造和室：8畳 プレハブ洋室：13畳
消費電力	湯沸かし時：985W 加湿時：410W	湯沸かし時：985W 加湿時：410W
本体サイズ	幅24×奥27.5×高36.5cm	幅24×奥27.5×高36.5cm

ご覧の通り、数値上のスペックは完全に一致しています。

加湿方式の違い

両モデルとも「スチーム式」を採用しています。

水をヒーターで沸騰させ、約65℃まで冷ましてから蒸気を放出します。この方式に新旧での変更点はありません。

機能の違い（タイマー、自動運転など）

機能面でも、以下の主要機能は両モデルに共通して搭載されています。

• 連続加湿時間：強（約8時間）、中（約16時間）、弱（約32時間）

• タイマー：入タイマー（4・6・8時間）、切タイマー（1・2・4時間）

• 運転モード：しっかり（連続・強）、標準（連続・中）、ひかえめ（連続・弱）に加え、自動加湿モードも搭載。

• 安全機能：チャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造。

これらも全て共通しており、使い勝手に差はありません。

デザイン・サイズの違い

サイズ（幅24×奥行27.5×高さ36.5cm）や重量（約2.9kg）も同じです。

カラーバリエーションも基本的には「ホワイト」と「グレー」の2色展開が続いており、外観上の大きな変更も見当たりません。ただし、製造ロットにより、操作パネルの文字の濃さやわずかな質感の違いがある可能性はありますが、インテリアに影響するレベルではありません。

価格とコストパフォーマンス

性能が同じである以上、選ぶ基準は**「価格」**になります。

EE-DF50の価格と価値

• 市場価格目安：約20,000円〜25,000円前後（発売直後の変動あり）

• 価値：最新の製造品であるという安心感があります。家電量販店ではメインの棚に置かれており、入手しやすいのがメリットです。

EE-DE50の価格と価値

• 市場価格目安：約15,000円〜20,000円前後（在庫状況による）

• 価値：コストパフォーマンスは最強です。中身が同じで価格が下がっているため、在庫があるならこちらを狙うのが賢い選択と言えます。ただし、生産終了に伴い在庫が減ると、逆にプレミア価格で高騰する場合もあるため注意が必要です。

電気代の比較

消費電力（加湿時410W）が同じであるため、電気代も全く同じです。

スチーム式は電気代が高めと言われますが、EE-DF50を選んでもEE-DE50を選んでもランニングコストに差は出ません。

※「弱モード」などを活用することで、両モデルとも電気代を抑える運用が可能です。

使用感とレビュー

ユーザーの口コミを確認しても、評価されているポイントは共通しています。

EE-DF50のユーザー口コミ

• 「最新モデルを買ったので、気持ちよく冬を越せそう。」

• 「リビング（12畳）でもしっかり湿度が上がる。ポコポコというお湯が沸く音が心地よい。」

• 「デザインがシンプルで部屋に馴染む。」

EE-DE50のユーザー口コミ

• 「型落ちでお得に買えた。性能は全く問題なし。」

• 「手入れが本当に楽。これ以外の加湿器は考えられない。」

• 「加湿能力が高いので、結露には注意が必要だけど、乾燥知らずになった。」

レビューから見る使用シーン

両モデルとも、「手入れの手間を極限まで減らしたい人」や「衛生面を気にする子育て世帯」に特に支持されています。また、就寝時に「弱モード」で使うと、朝まで給水なしで加湿が続く（最大32時間）点が、寝室用として高く評価されています。

衛生面と手入れの重要性

象印加湿器を選ぶ最大の理由である「手入れ」についても確認しておきましょう。

清潔を保つための手入れ方法

手入れは非常にシンプルです。

1. 毎日の給水：蓋を開けて水道水を入れるだけ。

2. 排水：本体が冷めてから、残り湯を捨てるだけ。

3. 定期的な洗浄：1〜2ヶ月に1回、「クエン酸洗浄モード」を行う。

フィルターの交換と掃除のポイント

フィルターが存在しないため、フィルター掃除や交換コストはゼロです。

唯一必要な消耗品は「クエン酸」です。

内部に溜まるカルキ汚れ（白い固まり）は、クエン酸を入れて「洗浄ボタン」を押すだけでピカピカになります。この手軽さが、両モデル共通の最大の魅力です。

購入時の注意点

型落ちモデルのリスク

EE-DE50（旧モデル）を購入する場合、以下の点に注意してください。

• 在庫切れ：人気商品のため、安いショップからすぐに売り切れます。

• 価格の逆転：在庫が少なくなると、希少価値で最新モデルより高値で販売されているケースがあります。必ず価格を比較してください。

最新モデルのメリット

EE-DF50（新モデル）を選ぶメリットは、「在庫が豊富で確実に手に入る」ことと、「製造日が新しい」ことです。長く使う家電なので、少しでも新しい製造時期のものを好む方はこちらが安心です。

購入先の選び方

• Amazon・楽天：旧モデルの在庫が残っていることが多く、価格比較がしやすいです。

• 家電量販店：基本的に最新モデル（EE-DF50）への切り替えが早いため、旧モデルはワゴンセールなどでしか見つからない場合があります。

まとめとおすすめ

象印のスチーム式加湿器、EE-DF50とEE-DE50の違いを比較しました。

どちらが自分に合っているか

• EE-DE50（旧モデル）がおすすめな人

  • とにかくコスパ重視で安く手に入れたい。

  • ネット通販で探すのが苦ではない。

  • 「中身が同じなら型落ちで十分」と割り切れる。

• EE-DF50（最新モデル）がおすすめな人

  • 最新の製造品を使って安心感を得たい。

  • プレゼント用などで、新しいモデルを選びたい。

  • 旧モデルが売り切れ、または価格が高騰している。

象印加湿器の選び方

基本性能は変わりませんので、「在庫がある安い方を買う」というのが最も賢い選び方です。

最後のチェックポイント

購入ボタンを押す前に、以下の2点だけチェックしてください。

1. 価格差はどれくらいか？（数千円の差なら旧モデルがお得）

2. 色は部屋に合っているか？（ホワイトとグレーで雰囲気が変わります）

この冬は、手入れが楽で清潔な象印の加湿器で、快適なうるおい生活を手に入れてください。